Daily Archives: 2017年8月15日

2017年度 西医体最終成績

Pin It

今年度、第69回西医体ヨット部門は佐賀県ヨットハーバーにて開催され、10レースが行われました。
結果は470級9位、スナイプ級2位、総合5位という悔しい結果となりました。
今大会は470級の中川真里、スナイプ級の山本慎大の2名の現役最後のレースでした。中川は女子1人で苦労も多かったでしょうが、クルーの岡本爽希と共にチームを牽引してくれました。レースの結果は不本意ではあったかもしれませんが、間違いなく2人の経験は次の世代に受け継がれることになると思います。山本のスキッパー始めは大変不安になる部分が多々ありましたが、エースになり、瀬川と2人で徐々に頭角を現し、今回の西医体ではチームの柱として力強い走りを見せてくれました。
今まで2人が行ってきた練習に間違いはなかったと思いますし、懸命に速くなろうとする姿は必ず下の学年に伝わっていると思います。

最終成績
470級
1位 宮崎大学 1-1-1-1-(2)-1-2-1-1-1-(OCS)-1 11点
2位 兵庫医科大学 4-2-2-2-3-(8)-1-2-2-4-4-(6) 26点
3位 高知大学 2-3-3-(OCS)-1-5-3-(9)-9-2-2-2 32点
4位 滋賀医科大学 (7)-6-5-3-6-4-6-3-3-6-(OCS)-3 45点

9位 京都府立医科大学 9-9-7-(OCS)-5-7-8-8-8-(10)-6-4 71点

スナイプ級
1位 産業医科大学 1-1-1-1-1-1-1-1-1-1-(14)-(5) 10点
2位 京都府立医科大学 3-3-5-5-3-(OCS)-(6)-2-3-5-2-3 34点
3位 兵庫医科大学 2-2-(7)-2-7-2-2-7-(9)-6-3-2 35点
4位 和歌山県立医科大学 6-8-2-3-2-6-9-(10)-(10)-9-1-1 47点

総合
優勝 兵庫医科大学 61点
準優勝  宮崎大学 62点
3位   産業医科大学 65点
4位   和歌山県立医科大学 101点
5位   京都府立医科大学  105点

レース総括
今年の唐津では平均7〜8m/s、max 12m/sの強風域でのレースが多く行われました。慣れない高い波や海の風に対して強く走る能力が如実に問われるレース展開となりました。特に1日目、2日目の強風域では艇速の差がそのまま順位として現れる厳しい展開となりました。しかしながら、3日目では我々の得意とする細かいフレをとるレグやマーク周りのタクティクスが存分に発揮できたレースであったと思います。
結果を見てもわかりますが、普段安定したシーブリーズと海特有の波に対して練習しているチームが今回は上位を占めた形になりました。西医体の海面が海の年はもっともっと遠征をし、セーリング力を磨く必要性を再認識させられました。また、今回入賞している艇を見ていますと、特に470において艇自体の差も顕著に出ていることも伺えます。一番艇の老朽化が激しく、セーリング力とともに取り組まなければならない課題であると考えます。
今大会は、京府医というチームの良い部分と悪い部分との両方が見えた大会であったように思います。反省すべきことはしっかりと反省し、改善していく必要がありますし、逆に良い部分に関しては今後もさらに伸ばしていけるように継続して行っていくべきだと思います。

9月からは3回生の岡本爽希が主将となり、また新たなチームがスタートします。今回の大会で学んだことをしっかり活かして、そして全員が、今回感じた悔しい思いを忘れずに、1年間ヨットに打ち込んでほしいと思います。そして来年こそは悲願の総合優勝を成し遂げることができるよう、頑張っていってほしいと思います。
最後になりましたが、OB・OGの先生方には常にご支援いただき、本当に感謝しております。今後もご迷惑をおかけすることと思いますが、引き続き、御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

中川・岡本
IMG_6112

山本・瀬川
IMG_6111